「白髪染めは明るくできない」と言われてしまった。
明るい髪色にしたいけど、白髪があるから無理だよね…
そんな風に思ってはいませんか?
実は白髪染めでも明るく染めることは可能です!
その方法を美容師が紹介していきます。
白髪染めで明るく染めるには
何個かの やり方があります。
まず、
基本的なことなのですが以下のことは
基礎知識として覚えておいてください。
- 白髪はオシャレ染めでは染まらない
- 白髪染めでも明るくするほど、染まりにくく色持ちも悪くなる
つまり、完璧を求めるは無理~!
美容師として経験を積んだ中で、
私が 個人的にいいなぁと思う方法を
いくつかご紹介しますね。
1.明るい白髪染めで一色染め
カラー剤もどんどん改良されていますので、
各メーカーから明るい色味もどんどん発売されています。
ただし、さきほども説明しましたが「明るい色になるほど染まりにくい」です。
経験上、
明るくできて染まりもいいのは9レベルくらいの明るさです。
根元には明るい白髪染めを、毛先には黄色味を和らげる白髪染めを塗って放置します。
根元の白髪もしっかりと染めつつ、明るさもキープできています。
毛質にもよりますが
これが明るい白髪染めでは限界の明るさですね。
【明るい白髪染めで一色染め】
メリット
- 時間も最小限
- 猫っ毛の人は 最適
デメリット
- 太くて 水を弾く毛質の人は明るくならないことも
- 明るくはできるけど 色や質感の表現はしにくい
【ダブルカラー(2回染める)】
1回目はオシャレ染めで明るくし、
2回目のカラーで白髪染めを使い白髪を染めるという方法です。
この方法だとかなり明るい色にも対応可能(ブリーチを使う場合もあります)
まずは根元を明るくしていきます
まずは 普通のカラー剤を乗せていきます。
ここでは 白髪 ではなく
黒毛を明るくするという目的です。
ここまでの工程で明るくなります。
が 白髪は全く染まっていません!
ですので、
この上から明るめの白髪染めを
再度塗っていきます。
これは 白髪に色を入れる目的
明るさを保ちつつ、白髪もちゃんと染まりました。
白髪が多い人にはこの方法がいちばん確実かと思います。
【ダブルカラー】
メリット
- より髪を明るくできる
- 色味や質感の表現もしやすくなる
- 次回からのヘアカラーの自由度がUP
デメリット
- 時間と料金の負担が増える
- 髪のダメージが増える
【ハイライトを入れる】
これは白髪染めを続けている人におすすめな方法です。
3Dカラーとも言われ、
明るい色の毛束をたくさん作ることで、
髪を もう少し明るく見せるテクニック。
明るくしたい毛束だけアルミで覆って
明るいカラー剤を乗せていきます。
その他の部分は元と同じ明るさの白髪染めで一色塗り。
ハイライトが入ることでこれくらい明るくなります。
(ハイライトの量、使用する薬剤の種類を変えることで仕上がりの明るさを調節可能)
もちろん根本は7レベルとそんなに明るくない白髪染めですので、しっかりと染まっています。
【ハイライト】
メリット
- 2回目染めよりも髪に負担が少ない
- 一色染めに飽きた人におすすめ
デメリット
- 美容院でしかできない
- 2回目染めに比べてカラーの自由度は減る
紹介した3つの方法の特徴をまとめると、、
上記のようなイメージ。ご自身の求めるものに合わせてチョイスしましょう。
もちろんサロンでに談してもらえれば、
ご希望を聞きながら
貴方のヘアスタイル 髪質 施術履歴から
一番いい方法をアドバイス出来ますよ。。
美容師でも明るくできない場合もあります。。
髪の状態にもよりますが、
以下の2つのケースに当てはまらないように注意してください。
特に2つめは美容院で「できないです!」と断られてしまうことが多いので、要注意です。
ケース1.白髪トリートメントを使っている場合
すべての白髪染めトリートメントという訳ではなく、「感光性染料」というものを使用しているものです。
感光性染料とは簡単にいうと、
日光と染料を反応させて白髪を染めるというもので、
硝酸銀という成分が使われているのがネックなんです。
このトリートメントをした上から白髪染めを塗ってしまうと髪が緑色になってしまいます。
一度なってしまうと、治すのも非常に大変です。
この手のトリートメントを使われている方は お断りさせて頂いています。
仕上がりに責任が取れないので。。。
ケース2.髪の状態がかなり悪い
「美容院で、できないと言われた」という人はこれが原因かもしれません。
特に
ホームカラーや縮毛矯正を繰り返しされている方は要注意。
「プロなのに なぜできないの?」と思ってしまいますが、
髪の毛は 死滅細胞。
ダメージすると 元には戻りません。
色を入れても とどまっている場所が
髪の中にない状態の人もいます。
また 色々やりすぎて
濁った色になっちゃってる人も。。。
例えるなら…
絵の具の色を 色々混ぜて
どうにもならない濁った色になっちゃいました。。。。
↓
プロの美容師さん!
この色を1発で 綺麗な透明感のある色味にしてみて?
こんなオーダーをしてしまっているということ。
自分が思っているより
色が混ざりすぎて お手上げ状態の人って沢山いるんです。
もちろん美容師側にも問題があり、
どんな髪にも対応できるように技術や知識を磨くべきです
が、
私たちも魔法使いじゃないので
不可能なこともありますので
あしからず。。。
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どうも、巷では間違った情報や知識が流れているようです。
「白髪染めと明るくする方法」や
「あなたはなぜ明るくできないと言われてしまうのか?」
についてお話していきますね。